皆様こんにちは。看護師の山口です。
連日、身体が堪えるほどの暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。冷房機器を使用したり水分補給をして、熱中症には十分お気を付けくださいね。
さて、今回は散瞳検査についてお話します。
私たちの眼は、瞳孔の大きさを変えることによって光を取り入れる量を調整しています。
明るい所へ行き光が入ると、瞳孔が小さくなります。(縮瞳)
暗い所では、瞳孔が大きくなります。(散瞳)
この反応から考えると、診察時に光を当てて眼の奥を観察する際、瞳孔が小さくなり全体を観察しにくくなってしまいます。
そのため、検査用の目薬を使って一時的に瞳孔を大きく開かせます。この目薬は、約15分で効果が出ます。そうすることによって、より広範囲の眼底を観察することができるようになります。
◎どんな時に散瞳検査をするのか
・蚊のようなものが飛んで見える
・眼にボールが当たった
・ものが歪んで見える
・糖尿病の方の眼科検診
・白内障手術の術前検査 などの場合に散瞳検査を行うことがあります。
◎散瞳検査後の注意点
瞳孔が大きくなることで、半日ほどぼやけて見えることがあったり、光を眩しく感じやすくなることがあります。
そのため、サングラスを持参されると眩しさが軽減されますのでおすすめです。
また、両目の散瞳する日は、車やバイクの運転は事故につながるため控えるようにしてください。
受診後、日常生活は行えますがいつもと見え方が違いますので注意が必要です。
◎眼底検査でわかること
・眼底出血
・網膜剥離
・黄斑変性
・糖尿病性網膜症 などの病気の有無がわかります。
気になる眼の症状があれば、気軽にご相談くださいね。何か不明な点がございましたら、お問い合わせください。
さて、話は変わり私事ですが、先日下呂へ行ってきました。可愛い七福神のさるぼぼを見つけました!この日は、あいにくの雨でしたが可愛いさるぼぼに癒されました。