コラム

2024.06.20

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弱視の話

皆様こんにちは。院長の岩本です。

やっとかゆみ目のアレルギー結膜炎が落ち着いたと思ったら東海地域もいよいよ梅雨入りですね。この時期にいつも思うのですが月日の経つのが早くて今年も半分が過ぎようとしています。すごいですね。

さて、今日は子供の弱視についてお話ししようと思いますがまずは次の絵を見てください。

弱視と聞くと、何も見えていないようなイメージを持たれる方も多いかと思いますが、見えてはいるけれども、このようにピンボケの状態で見えています。見えているけどボヤけている、これが問題です。子どもの視力は、生後から3歳までに急速に発達し、6歳~8歳頃までにほぼ完成しますが、この時期に視力の成長を妨げる要因があると視力の発達が停止し、一生涯めがねをかけてもコンタクトレンズを使用しても十分な視力が得られません。これを「弱視」と言い、約50人に1人程度と言われています。

弱視には様々な原因はありますが、網膜へのピントがずれている「屈折異常」、特に強い遠視や乱視が原因となっていることが多いので早めに見つけてすぐに治療を開始してあげなくてはいけません。多くの場合はめがねを常用するなどの治療で就学時までに視力は獲得できます。

いかに早く発見して、いかに早く治療するかが鍵となります。3歳児の検査は(子どもさんは眠たかったり、気が散ってしまったりと)容易ではありませんが、視能訓練士をはじめとする検査のスタッフは出来るだけ楽しく検査に興味が持って貰えるように一生懸命に頑張っています。

先日夏恒例の納涼会を行いました。大勢のスタッフが仕事を離れて美味しく料理をいただきながらお酒を飲んで笑顔で話をする様子を見るだけで、このような素敵な人達と日々一緒に仕事ができる事が本当に有り難く思いました。

これからもさくら通り岩本眼科をどうぞ宜しくお願い致します。

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